An Hour
バスを待つ
頻繁にここへ来る
自分の乗らないバス
必要なバスまで
長い長い an hour
通りすがりの小さな小さな女の子
私のかばんにぶつかる
少女の進行方向へ目を向ける
振り返る少女
おびえた顔をする
と思った
私の顔を見る少女
そこには
満面の笑み
この世で最高の微笑み
なぜ?
なんでそんな顔をする?
なんでそんな顔をされる?
私はおもしろいことをした?
君はおもしろいことをされた?
わからない
理解できない
笑顔の意味を
考えて
わかろうとして
子どもの行動だから
意味はないのだろう
と思う
それでも知りたくて
本当は心の中で
嬉しく思っていて
複雑な心境で
気づけば
バス到着
短い短い an hour
2007.9.22. 制作
ノンフィクションです(笑
今でも謎なのですよ、彼女の真意が。真意、なんていうものはないのでしょうが。
気分は良かったのですが、もやもやすると言うかなんと言うか…(汗
そういう年齢、なんですか?(誰に聞いてる)
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