flower

 僕は腹いせに花を踏んでみた 
 
 そんな時 あの子は
 命を奪う道具を持って
 戦場に行っていた

 そこでは
 いくつの命の灯火が
 消えているのだろう

 あの子もいつか
 この世界を離れる時が来るだろう

 僕はココで何をしているのだろう
 歩いている あてなき場所へ
 この先に何があるというのだろうか
 
 ヒトは平等なのだろうか
 ダレがこの世界を変えるのだろうか

 僕はいつの間にか
 あの花を踏んだ所へ戻っていた...


                        2005.3.9. 制作


 この時代に作ったわりには、今の思考に似ていますね。
 これは妹の誕生日に贈ったものなのですが…
 そんなめでたい日に贈るものではないですよね(苦笑
 ただ、知ってもらいたかったのだと思います。



                                                                      photograph by NOION