生きる
その鳥居をくぐるまでの
長い上り階段
いつもの自分なら
嫌々上るのだろう
今日の自分は
何を思ったのか
全速力で駆け上がっていた
気付いたときには
勢い良く地を蹴っていた
蝉が周囲で鳴きまくり
太陽が空気を沸騰させる昼
髪から汗を滴らせて
駆け上がった
鳥居に着いたときには
膝に手をあて屈み
背で息をしていた
顎を伝って落ちた汗
それを弾いた砂利を見つめて
上昇した体温には心地よい
吹き上がってくる風を受けとめた
何とも言えない
解放感 満足感
忘れていた大切な感情
そう
泥まみれになって
がむしゃらになって
無我夢中に生きればよかった
名誉だとか利益だとか
そんなこと考えずに
ただただ
がむしゃらになればいい
それは
生きていくために大切なこと
さあ
がむしゃらに生きろ!
2008.12.27. 制作
すみません、季節はずれで(笑
そして、背景がライオンなのは…(笑
この行動ですが、私もこの夏にやりました。
悟ってはいませんが、まだまだ衰えていないんだな、と(幾つだ)
それにしても、がむしゃらに生きるというのはかなり難しいことですよね。
私なんて、プライドが邪魔してしまうので…(殴
photograph by Lovepop