13 steps of stairs
君は虫のままの冬虫夏草
僕の中に入ってくるだけ入って
最後は
君でいっぱいになった僕の躰を乗っ取った
君のいるセカイはどうなんだぃ?
コッチはいつものようにつまらない
ただ 僕が空っぽになっただけ
罪という言葉だけを残して
君は許してくれないだろうけど
僕は
十三階段のぼるよ
君を守れなかったから
君のために
光の階段をのぼっていった君のために
罪を償うように
君が許すなら 君の傍に行きたいよ
十三段目の次の段
君はそこにいてくれるのかな
君は水分の多い春の雪
桜の花びらとともに舞って
手のひらに乗ったと思ったら
幻のように儚く消えていった
2006.4.10. 制作
不発、といった感じですね。
たぶん、冬虫夏草やら十三階段は、そのときの気分で使った単語だと思います。
何も考えずにやるとこうなる…と。
photograph by Lovepop