(あかし)

 火葬場の煙突
 昇りゆく煙

 ずっと見ていたんだ
 霞んでいる煙が
 よけい霞むまで
 ずっと見てたんだ
 煙が消えても
 その残像まで

 少しでも目に焼き付けて
 少しでも心に焼き付けて
 あなたの生きた証


                        2008.7.30. 制作


 私の知り合いに…こんな人がいたような気がするのですが…
 叔父だったか…誰だったか…(駄目だ
 近くに火葬場があって、そこで上がる煙をずっと見ていたんだとか。
 知り合いではなくても。この詩がそういう意味かどうかは、皆様にお任せです。 


                                                              photograph by NOION