忘れさせて ‐波と涙と泡と‐

 忘れ貝を見つけて
 あなたを忘れようとした
 そんなことは非科学的だと知りながら
 必死に探した
 袖を濡らすだけとなっても
 ここから解放されたかった
 あなたが泡沫となった現実から


                        2008.6.6. 制作


 7行詩というものに挑戦してみました。
 本歌取りみたいなものです、これは。
 袖が濡れている理由は… わかりますよね?


                                                              photograph by m-style