偽善者

 詩人は悟った

 普通のこととかけ離れたことだけ
 綴っていればいい訳じゃない

 自分が綴ってきた偽善は
 みんなそれが正しい、間違ってると
 知ってることなのに
 自分が改めて言葉にしているんじゃないか

 共感を誘える人は
 当たり前の、ごく普通のことを
 改めて言葉にしているんじゃないか

 だから
 その偽善を胡散臭がられても
 詩人はやめないだろう

 そうやって
 いつか
 偽善が誰かの心を動かせれば
 偽善じゃなくなるかもしれないから


                        2008.3.21. 制作


 うまくまとめることができませんでした。
 というより、うまい表現が思いつきませんでした。
 やはり、まだまだ未熟ですね〜。


                                                               photograph by m-style